中国による統制が強まる香港でも共産党大会の開催を歓迎する動きが出ています。
中国語で「中華民族の偉大な復興を実現する」と書かれた香港名物、2階建て路面電車「トラム」。
党大会にあわせて16日と17日の2日間、香港島をパレードしました。
16日の親中派の新聞は赤い広告で埋め尽くされました。
広告主は、大手企業から地域の団体までさまざま。
「熱烈祝賀」と、党大会の開催を祝う姿勢をアピールしていました。
一方で、市民からは冷めた反応も。
「北京で共産党大会が開催されているのを知っていますか?」と街なかで聞いてみても、
「知らない」
「ノーコメント」とそっけない返事ばかり。
かつては道ばたでのインタビューにも気軽に応じてくれていた香港の人たち。
2020年に反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法が施行されてからは、取り締まりをおそれて政治的な発言には慎重になっているようです。