「ポケモン」で古代の生き物学ぶ特別展 岐阜県博物館

ゲームやアニメで人気の「ポケットモンスター」を通して古代の生き物について楽しく学んでもらおうという特別展が岐阜県関市の博物館で行われています。

関市の岐阜県博物館で行われている特別展には、ポケモンの模型や骨格のイラストに加えて、よく似た古代の生き物や恐竜の化石など、あわせて８８点が展示されています。
このうち、「トリデプス」の高さ１.６メートルある模型の隣には恐竜「トリケラトプス」の頭の骨が展示されていて、大きな「つの」などが似ていることが分かります。
また、「ガチゴラス」も、恐竜「ティラノサウルス」の頭の骨の化石とともに展示されていて、よく似ているのは鋭い歯だとわかります。
訪れた人たちは、化石とポケモンの似たところや細かい違いを探すなどして楽しんでいました。
子どもの１人は「もともと恐竜が好きなので、ポケモンと一緒に展示されていておもしろかったです」と話していました。
岐阜県博物館の古生物担当の学芸員で高津翔平さんは「ポケモンの世界と私たちの世界を比較しながら、自然科学について考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
この特別展「ポケモン化石博物館」は予約制で１０月２７日まで開かれています。