世界最大のトカゲ“コモドドラゴン”名古屋 東山動植物園到着

世界最大のトカゲで「コモドドラゴン」とも呼ばれるコモドオオトカゲが18日、シンガポールの動物園から名古屋市の東山動植物園にやってきました。

コモドオオトカゲはインドネシアに生息し、「コモドドラゴン」や「生きた恐竜」とも言われる世界最大のトカゲで、絶滅危惧種に指定されています。
18日午前7時ごろ、シンガポールの動物園から東山動植物園に到着したのは13歳のオスのタロウで、全長がおよそ2メートル70センチ、体重およそ80キロあります。
18日午前中には、展示を実現するために関係機関への働きかけをしてきた名古屋市の河村市長がタロウの様子を見に訪れました。
タロウを見たあと、河村市長は「6年越しの恋になる。こんなに困難になるとは思わなかった。かっこいい。日本ではここにしかいない。皆さんに楽しんでもらいたい」と話していました。
飼育の担当者によりますと、タロウは落ち着いているということで、今後、新しい環境に慣れさせたあと、来月中に展示を始める予定だということです。
コモドオオトカゲの展示は、国内では過去に例があるものの現在はなく、今後、展示されれば東山動植物園が唯一となります。
飼育員の川島ひかりさんは「今後、タロウの様子を見ながら展示室のレイアウトを考えていきたい。エサを食べているところや元気な姿を見てもらいたい」と話していました。