世界最大のトカゲ“コモドドラゴン”が名古屋へ 東山動植物園

絶滅のおそれが指摘される世界最大のトカゲで「コモドドラゴン」とも呼ばれるコモドオオトカゲが、8月にも名古屋市の東山動植物園で初めて展示されることになりました。

コモドオオトカゲは「生きた恐竜」といわれる世界最大のトカゲで、「コモドドラゴン」とも呼ばれる絶滅危惧種です。
鋭い歯から毒を出して弱ったイノシシなどの大型の動物を食べます。
今回、展示されるのは「タロウ」という全長2メートル70センチ、体重80キロの13歳のオスです。
名古屋市では、東山動植物園に新しい呼び物が欲しいと、2018年からインドネシアなどの動物園に働きかけを続け、このほど、東京の上野動物園がシンガポールの動物園に貸し出していた個体を借り受けることになりました。
7月、シンガポールの動物園から到着し新しい環境に慣れさせたあと8月中には展示を始めたいということで、過去に国内でも展示された例がありますが、現在はなく、東山動物園が唯一となります。
記者会見した名古屋市の河村市長は「恐竜みたいな雰囲気で迫力がある。夏休みの終わりごろには見てもらえると思うので、楽しみにしていて欲しい。実際の姿をぜひ見に来て欲しい」と述べました。