前池田町長に100万円贈った疑い 業者を書類送検へ

岐阜県池田町が発注した公共工事をめぐり、前の町長が収賄の疑いで逮捕された事件で、贈賄側とされる業者が警察の調べに対し、前町長に現金を渡したことを認めていることが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は3日にも業者を贈賄の疑いで書類送検する方針です。
池田町の前町長、岡崎和夫容疑者(76)は町が発注した公共工事をめぐり、おととし2月、大垣市の電気工事会社の代表取締役から現金100万円の賄賂を受け取ったとして、1日、収賄の疑いで逮捕され、3日、検察庁に送られました。
捜査関係者によりますと、警察の調べに対し、贈賄側とされる業者は、前町長に現金を渡したことを認めているということです。
業者はおととし、町が発注した4件の工事の入札で指名されていました。
警察は3日にも業者を贈賄の疑いで書類送検する方針で、業者が入札で有利な取り計らいを受ける目的で賄賂を渡したとみて詳しく調べています。