アレンジした「HUG」で避難所の運営を学ぶ 三重県松阪市

三重県松阪市で地元の小学校を舞台にアレンジされた避難所の運営手順を学ぶカードゲームの体験イベントが行われました。
このカードゲームは避難所の運営方法を学ぶために考案され、「避難所・運営・ゲーム」のそれぞれの頭文字をとって「HUG」と呼ばれています。
松阪公民館で行われた「HUG」のイベントでは、地元の市民団体が考案した「松阪HUG」を約50人が体験しました。
ゲームは性別や年齢、それにけがの有無などが書かれた避難者に見立てたカードを避難所の図面の上に配置していくもので、「松阪HUG」では実際にある小学校が避難所になっていて、訪れる避難者の情報に地域の地名などが書かれています。
参加した人はけがをした避難者などが次々と訪れる中、避難所のどのスペースを割り当てるのがいいのか意見を交わすなどして避難所の運営ノウハウを学んでいました。
参加した人は「避難所運営について今まで考えたことがなかったが、運営する苦労がわかった」などと話していました。
「松阪HUG」の監修をしこのイベントの講師を務めた三重大学大学院の水木千春准教授は「いつ災害にあって避難生活を送ることになるかわからない中、地域の地名が出てくることで、自分ごととして考えてもらいたい」と話していました。
タイトル:“アレンジ”避難所運営ゲーム体験三重松阪