名古屋港水族館のベルーガ「ナナ」赤ちゃん出産も死産

名古屋港水族館は、ベルーガの「ナナ」が赤ちゃんを出産したものの死産でした。

ベルーガは体が白いことからシロイルカとも呼ばれ、北極圏とその周辺の寒い海に住んでいるクジラの仲間で、名古屋港水族館では現在4頭が飼育されています。
このうち「ナナ」は去年6月に妊娠が確認され、29日午前4時前に赤ちゃんの尾びれが出始め、午前8時半ごろにオスの赤ちゃんを産みましたが死産だったということです。
「ナナ」は名古屋港水族館で生まれた16歳で、今回、無事に赤ちゃんが生まれれば、水族館で生まれたベルーガによる初めての繁殖の成功となる予定でした。
名古屋港水族館として、ベルーガの出産は今回で7回目でしたが、死産は初めてで、今後、赤ちゃんの死因を調べるということです。
ベルーガの飼育を担当する阿久根雄一郎さんは「『ナナ』は初産で多くの人が楽しみにしてくれていたので非常に残念です。まずは母体のケアに努め、元気になったら展示を再開するのでまた会いに来て欲しいです」と話しています。