大相撲名古屋場所を前に 愛知県体育館に「御免札」設置

来月14日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に、開催を告げる「御免札」が、会場となる名古屋市の愛知県体育館に設置されました。

19日は名古屋場所担当の親方や関係者が見守る中、名古屋市中区にある愛知県体育館の入り口近くに、本場所の開催を広く告げる「御免札」が立てられました。
「御免札」は高さおよそ4メートルの板で、冒頭に許可を得て興行を行うことを表す「蒙御免」という文字が墨で太く書かれ、続けて名古屋場所の開催期間などが記されています。
ことしは59年前の昭和40年から会場になっていた愛知県体育館で行われる最後の名古屋場所で、来年からは北区で建設が進められている新しいアリーナで開催されます。
日本相撲協会によりますと、すでにことしの名古屋場所のチケットは売り切れたということで、15日間すべてのチケットが売り切れるのは6年ぶりだということです。
名古屋場所を担当する元幕内、小城乃花の出羽海担当部長は「愛知県体育館で最後の開催ということもあり、おかげさまでチケットも完売となりました。先場所優勝の大の里の勢いが続くのか、横綱大関が巻き返すのか、充実した土俵になってほしい」と話していました。