同性パートナーも引っ越し代など結婚補助対象に 愛知・武豊町

愛知県武豊町は新居への引っ越し代など結婚生活にかかる費用を最大60万円補助する事業の今年度分の受け付けを6月から始めました。
これまでの、婚姻届を出した夫婦に加え、今年度からはパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓をした同性のカップルも対象になるということです。

武豊町では、若い世帯の住民を増やそうと、結婚生活にかかる費用を補助する事業を行っていて、今年度分の受け付けを6月から始めました。
その対象は、ことし1月から来年3月末までに婚姻届を出した、ともに年齢が39歳以下、所得の合計が622万円未満の夫婦のほか、今年度からは同じ条件で、町にパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓をしたカップルも加えたということです。
補助金は年齢や所得によって異なりますがともに29歳以下で所得の合計が500万円未満の場合は、新居の購入費や家賃、引っ越し費用などに対し、最大で60万円が支給されるということです。
武豊町によりますと結婚の準備費用の補助についてパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓をしたカップルまで含めるのは愛知県内では珍しいということです。
武豊町企画政策課の新保徹さんは「異性の間でも同性の間でも関係なく新生活を応援し、若い世代が増える町になっていってほしい」と話しています。