愛知県警と協定結んだ警備会社団体 パトロール強化で出発式

増加する自動車盗や特殊詐欺などの被害を減らそうと愛知県警と協定を結んだ県内の警備会社などでつくる団体が地域のパトロールを強化することになり、12日、出発式が行われました。

名古屋市中区で行われた出発式では、はじめに県内の警備会社などでつくる愛知県警備業協会の小塚喜城会長が、「地域の安全を担うものとして、日常業務とともに警察のサポートをしていきたい」とあいさつしました。
そして、出発のかけ声とともに、警備会社の社員らが次々と車に乗り込みパトロールに出発しました。
愛知県警によりますと、今年に入って5月末までの、県内の自動車盗の被害は368件と、全国ワースト1位になっているほか、特殊詐欺の被害は534件と、去年の同じ時期に比べて17件増えているということです。
県警備業協会は犯罪が多発している地域のパトロールや、ATM付近での声かけなどを強化していくことにしています。
愛知県警の守部泰裕生活安全部長は、「防犯の目を増やして犯罪を少しでも減らしたい。パトロール中の車を見て、一般市民の方々にも啓発の輪が広がってほしい」と話していました。