愛知・岐阜・三重の出生率 過去最低に 急速に進む少子化!

1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率は去年(2023年)1.20となり統計を取り始めて以降最も低くなりました。東海3県もいずれも前の年を下回り、過去最低となりました。

厚生労働省によりますと、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」は、去年、1.20となり、8年連続で前の年を下回って、1947年に統計を取り始めて以降、最も低くなりました。
東海3県では愛知県は1.29(前年1.35)岐阜県は1.31(前年1.36)三重県は1.29(前年1.40)と全国平均を上回りましたが、いずれも前の年を下回り、愛知・三重では過去最低に、岐阜県は、2004年と並んで過去最低となりました。
また、去年の出生数も愛知県で4万8402人、岐阜県で1万469人、三重県で9524人といずれも過去最低となりました。
出生数が減少するなか、愛知県は、県内に在住、通勤・通学している人を対象にした大規模な婚活イベントの開催、岐阜県では第2子以降に1人あたり10万円を給付、三重県では新たな子育て支援に取り組む市町への補助金を出すなど、自治体もさまざまな取り組みを行っていて、急速に進む少子化に歯止めをかけたいとしています。