三重・桑名  保育所に仮眠ボックス 立って寝てリフレッシュ

保育士の職場環境の改善につなげようと、立ったまま寝ることでリフレッシュできる「仮眠ボックス」が三重県桑名市の2か所の保育所に導入されました。

この仮眠ボックスは北海道の木材卸売り会社が開発したもので、地方創生につながる自治体の取り組みに企業が寄付すると法人税などが控除される企業版のふるさと納税を活用し、桑名市内の2か所の保育所に導入されました。
4日は、このうち長島中部保育所で、開発した企業と桑名市の担当者などが参加する贈呈式が行われました。
仮眠ボックスは高さが2.5メートル、幅と奥行きが1.2メートルあり、すねやお尻などを支えて体を安定させたうえで扉を閉めて使うもので、わずかなスペースで仮眠をすることができます。
開発した企業などによると、立ったまま寝ると横になるよりも睡眠が深くなりすぎず、20分程度の仮眠で適度にリフレッシュできるため、素早く仕事に復帰できるということです。
保育所ではさっそく、保育士2人がそれぞれ中に入って快適さを体験していました。
体験した保育士は「支える場所がとてもよく考えられていてリラックスできます。いいソファーに身を任せているような感じでリラックスできそうです」と話していました。