名古屋 トヨタ創業期の貴重な車が走行 G1型トラックなど

名古屋市の「トヨタ産業技術記念館」で開館30周年を記念して、トヨタ自動車創業期の貴重な車が実際に走り、自動車ファンを喜ばせました。

トヨタ産業技術記念館は、今月11日で30周年を迎えることから、1日と2日は特別にふだんは館内にある車が屋外で展示されています。

このうち、1935年に前身の豊田自動織機製作所が作った“トヨタ初の車”「G1型トラック」と、1936年に生産された初の乗用車で流線型のボディが特徴の「AA型乗用車」はトヨタ自動車創業期の貴重な車です。

1970年の初代「セリカ」や1989年の初代「セルシオ」といった時代を代表する車と一緒に展示され、イベントでは、この4台が1列になって走る様子が披露されました。

また、会場には、初代の「クラウン」や「カローラ」などの懐かしの車に乗ることができるコーナーも設けられ、運転席からポーズをとって記念撮影を楽しんでいました。

愛知県豊明市から来た車が大好きだという小学5年生の男の子は「セリカがかっこよかった。今の車と昔の車は特徴も全然違うからおもしろいです」と話していました。

初代「カローラ」に乗った21歳の男性は、「車内の細かいパーツの作りもかっこいいです。このまま海沿いにデートに出かけたいです。」と話していました。