トヨタ自動車 リコール届け出たプリウス 6月中旬に生産再開

トヨタ自動車は4月、後部座席のドアを開けるスイッチの不具合で13万台あまりのリコールを届け出た「プリウス」について、6月中旬から生産を再開する予定だと明らかにしました。対象となる車のユーザーには全国の販売店で部品の無料交換も始めるとしています。

トヨタは4月、「プリウス」13万5000台あまりのリコールを国土交通省に届け出て、生産を停止しました。
外側から後部座席のドアを開けるスイッチの防水性能が不十分で、洗車などで大量の水がかかると内部の部品がショートし、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあるということです。
これについて、トヨタは23日、対策用の部品を確保できる見通しが立ったとして、来月17日から愛知県豊田市の堤工場で「プリウス」の生産を再開する予定だと明らかにしました。
また、対象となる車のユーザーには販売店から連絡し、来月14日から全国の販売店で部品の無料交換を始めるとしています。
トヨタは「多大なるご心配・ご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。