岐阜と三重で真夏日に 気象台ことしの夏は「高温」の予測

21日の愛知、岐阜、三重の3県は晴れて各地で気温が上がり、岐阜県の美濃市と恵那市、三重県の紀北町では気温が30度以上の真夏日となりました。

21日の愛知、岐阜、三重の3県は高気圧に覆われて晴れました。
日中の最高気温は岐阜県美濃市で30.6度、三重県紀北町で30.3度、岐阜県恵那市で30.2度と30度以上の真夏日となり、三重県ではことし初めての真夏日でした。
このほか岐阜市で27.6度、名古屋市で27.1度など、各地で気温が上がり、名古屋市中心部の栄では強い日ざしの中、日傘をさして歩く人の姿もみられました。
60代の女性は「とても暑いです。暑さと日ざしが気になるので帽子をかぶって対策をしています」と話していました。
気象台によりますと、22日の東海地方は雲が広がり、予想最高気温は名古屋市で26度岐阜市で25度津市で21度と、21日に比べて暑さは和らぐ見通しだということです。
また、名古屋地方気象台は21日、来月から8月にかけての夏の長期予報を発表しました。
それによりますと、日本の南にある太平洋高気圧の張り出しが強まって、暖かい空気に覆われやすく、東海地方の3か月間の平均気温は「平年より高い」と予想されています。
一方、3か月間の降水量は、梅雨の時期を中心に高気圧の縁を回る暖かく湿った空気や、梅雨前線の影響を受けやすく、「平年並みか平年より多い」と予想されています。
ここ数年の東海地方は平年より気温が高く、特に去年は統計開始以来の記録的な高温となっていて、降水量も平年より多くなっています。
名古屋地方気象台は去年に続いて高温が予測されるとして十分な熱中症対策を呼びかけています。
また、東海地方では梅雨の終わりごろに大雨になりやすく、毎年のように災害が発生しているとして、ハザードマップを確認するなど早めの対策をとってほしいとしています。