愛知県 人口減少対策の会議 農林水産業振興や地域交通確保へ

4年連続で人口が減少している愛知県は、市町村と協力して、人口減少対策を検討する会議の初めての会議を開き、今後、農林水産業の振興や地域交通の確保などの課題ごとに具体的な検討を進めることを確認しました。

愛知県庁で開かれた会議では、はじめに、大村知事が「人口減少問題は、県全体に関わる重要な課題だ。市町村と現状や課題などについて、率直に意見交換をしていきたい」と述べました。
会議では、県内には、2005年と2020年を比べて人口が10%以上減少している地区が、旧市町村単位で20地区あり、これらの地区を含む11の市町村で対策が特に求められると説明されました。
その後、意見交換が行われ、西尾市長からは「空き家バンクもあるが、なかなかうまく機能しておらずうまく空き家を流通に乗せる仕組みができるといい」などという意見が出されました。
そして、会議では、市町村からの意見を踏まえ、農林水産業の振興、地域交通の確保、空き家対策の3つの検討議題ごとにワーキンググループを設け、今後、具体的な検討を進めることを確認しました。