売れ残った花でフローティングフラワー 名古屋・東山動植物園

母の日に売れ残った花などを、水の上に浮かべて飾った「フローティングフラワー」が、名古屋市の東山動植物園で展示されています。

この展示は、多くの花が廃棄されている現状を知ってもらおうと、名古屋市の椙山女学園大学の学生が、三重県のガーデンデザイナー柵山直之さんの協力を得て制作したものです。
東山動植物園の温室の中には、長さ12メートル、幅1メートルの、水が張られた展示台が2つと、小ぶりなガラス製の鉢4つが置かれ、色とりどりの花が水の上に飾られています。
使っている花は、母の日に売れ残ったカーネーションやバラなどを、名古屋市内の生花店から、安く買い取ったものだということです。
子どもと一緒に訪れた女性は「たくさんの花が捨てられている現実があることを、展示を通して知ることができました」と話していました。
椙山女学園大学4年の大矢愛梨さんは「たくさんの地域の方々に見てもらえることが魅力です。見た人にも、家に帰ったらやってみたいと思ってほしいです」と話していました。
フローティングフラワーの展示は名古屋市の東山動植物園の温室前館で5月26日まで行われます。