“虎に翼”ロケ地 市政資料館来場者急増 名古屋

現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」のロケが行われた名古屋市の市政資料館で、4月から大型連休までの期間の来場者数が、去年の同じ時期と比べて2倍以上になったことがわかりました。

名古屋市東区の市政資料館は大正11年から50年以上にわたり裁判所として中部地方の司法を支えてきた建物で、NHKで現在、放送中の連続テレビ小説「虎に翼」でもロケ地として使用されました。
建物を管理する名古屋市によりますと、放送が始まった4月から大型連休の5月6日までに資料館を訪れた人の数は、1万8700人余りと去年の同じ時期と比べて2倍以上になったということです。
名古屋市は来場者の増加を受けて、ドラマの主人公のモデルとなった三淵嘉子さんが初めての女性裁判官として勤務したのがこの建物だと紹介するパネルや、戦前に弁護士が着用していた実物の法服を展示するなどしています。
市政資料館の川口輝佳副館長は「多くの人に訪れていただき、うれしいです。これを機に名古屋の新しいスポットとして知ってもらえたらと思います」と話していました。
「虎に翼」のロケは、名古屋市役所や鶴舞公園でも行われていて、市は「ロケ地巡り」で訪れた人に市の魅力などをPRしていきたいとしています。