名古屋港水族館 寄付の返礼品に新グッズ

物価や燃料費の高騰が続く中、名古屋市の名古屋港水族館ではSNSで「怖い」などと話題になっている潜水服の展示をモチーフにしたグッズが水族館への寄付の返礼品として、新たに登場しました。
名古屋港水族館では物価や燃料費の高騰で年間およそ8000万円かかる生き物たちのえさ代のやりくりが厳しい状況だとして、水族館にちなんだグッズが返礼品としてもらえる500円のカプセル入りおもちゃを販売して寄付を募っています。
4月下旬から新たに返礼品として登場したのは、32年前の開館以来「深海」のコーナーに展示され続けている、2種類の潜水服をモチーフにした缶バッチです。
展示されている潜水服は、17世紀から18世紀にかけて使われていたものの複製で、高さがおよそ2メートルのリアルな人形が身にまとい、薄暗いスロープを曲がったところにライトアップされた姿が、「怖い」「トラウマになる」などとSNSで話題になっているため、今回は、愛着を持ってもらおうと、かわいらしいデザインで描かれています。
広報担当の佐藤ちづるさんは「子どもだと怖くて逃げてしまうくらいインパクトのある展示ですが、新たにかわいらしい缶バッジになったので楽しみながら寄付をしてもらえたらありがたい」と話していました。