愛知県森林公園 イノシシが池の中で死ぬ 男女を襲ったか

28日に男女2人がイノシシに襲われた愛知県尾張旭市の森林公園で、特徴のよく似たイノシシが池の中で死んでいるのが見つかりました。公園や県は、男女を襲ったイノシシとみて、今後の対策などを検討することにしています。

警察によりますと、28日、愛知県尾張旭市にある愛知県森林公園の植物園エリアで70歳の男性とパート従業員の62歳の女性がイノシシに襲われ、男性が足の指の骨を折るなどの大けがをしたほか、女性もひざや太ももをかまれてけがをしたということです。
森林公園は臨時休園となり、地元の猟友会や園の職員などが30日午前6時から園内を捜索していたところ、植物園エリアの「展示館」の西側で、特徴のよく似たイノシシが歩いているのが見つかりました。
公園や県によりますと、イノシシは数百メートル移動して園内の池に入ったあと姿が見えなくなり、午後2時ごろ、池に沈んでいたところを引き上げられましたが、死んでいたということです。
イノシシは、体長1メートル40センチ、重さが推定で100キロ以上ありました。
愛知県森林公園では、イノシシが見つかった植物園エリアについては来月2日から、そのほかのエリアについては来月1日から開園します。