トラック事故を受け 愛知県内の小学校で交通安全教室

今月9日、愛知県飛島村で小学3年生の女の子がトラックにはねられて死亡した事故を受け、県内の小学校で、トラックからの死角や内輪差について学ぶ教室が開かれました。

26日は愛知県豊田市の石畳小学校で交通安全教室が開かれ、全校児童およそ100人が集まりました。
子どもたちは、今月9日に県内で小学3年生の女の子がトラックにはねられて死亡した事故について、警察官から説明を受けたあと、ダンプトラックに乗って、運転席から見えない死角があることを確認しました。
続いて、ダンプトラックを使い、前輪と後輪の内輪差が原因で起きる巻き込み事故が再現されました。
白線で描いた交差点に風船を並べ、ダンプトラックが左折するときに後輪が風船を踏みつぶすと、子どもたちから驚きの声が上がっていました。
参加した小学6年生の女の子は「歩いているとふつうに見えるのに、高い運転席から見ると見えない角度があることを初めて知って、驚きました」と話していました。
豊田警察署の岡本重之交通課長は「トラックには自分の姿が見えていないということを意識して、車が通りすぎるのを待って安全確認してから道路を横断するようにしてほしい」と話していました。