愛知 東郷町 井俣町長が会見“町の未来のため 辞職を決断”

町の職員に複数のハラスメント行為を行っていたと第三者委員会から認定され、24日に辞職願を提出した愛知県東郷町の井俣憲治町長は記者会見で、「町の未来のため、職員が静かに仕事ができる環境が重要だと考え、辞職を決断した」と述べました。

東郷町が設置した第三者委員会は22日、「井俣町長が1期目から継続的に複数の職員にさまざまなハラスメントを行ってきた」とする報告書を公表し、井俣町長は24日に町議会議長に辞職願を提出しました。
井俣町長は25日、町議会の全員協議会に出席し、「ハラスメント事案の対象となった職員の皆さんに心からおわび申し上げたい」と陳謝したうえで、来月2日付けで辞職する考えを示しました。
続いて、井俣町長は記者会見し、「去年11月に報道を受けて以来、反省を繰り返し、ハラスメントに関する勉強をしたが、それまでの自身が無知であったことを改めて恥じる期間となった」と述べました。
そのうえで、辞職の理由について「町議会の先生と話す中で、町の未来と町民の幸せのために職員が静かに仕事ができる環境をつくっていくことの重要性で一致し、同じ方向に進もうという中で辞職を決断した」と説明しました。