メーデー前に連合愛知が集会「春闘の成果を波及させよう」

5月1日のメーデーを前に、連合愛知は、20日、名古屋市内で集会を開き、ことしの春闘の成果を大企業のみならず、中小企業や非正規雇用で働く人たちにも波及させる必要性などを訴えました。
連合愛知が名古屋市中区栄で開いた集会には愛知県の大村知事など行政の代表のほか、労働組合の関係者など3100人あまりが参加しました。
この中で連合愛知の可知洋二会長は、「大手企業の組合がつくりだした賃上げの流れを中小企業の組合が引き継いで、去年を超える勢いが生まれている。この流れや勢いを組合のない企業やパート・有期などで働く仲間にも波及させていこう」と述べ、賃上げの流れを中小企業のほか、非正規雇用で働く人たちなどにも波及させる必要性を訴えました。
そして、集会ではワークライフバランスの充実を図る一環で、休暇を取得しやすい職場づくりなどを進めようというアピール文を採択しました。
参加した中小企業が多く加盟する労働組合の60代の男性は、「中小企業では満額回答を引き出せていない組合もいるので、1人でも多くの人に賃上げが実現できるよう頑張りたい」と話していました。
県内ではこのほか、5月1日に愛労連=愛知県労働組合総連合なども名古屋市内で集会を開くことにしています。