公的書類など新たに2言語へ翻訳開始 愛知・豊橋

愛知県豊橋市は市内で外国人が住みやすい環境作りを進めようと、4月から新たにベトナム語とインドネシア語に翻訳して情報を届ける取り組みを始めました。
豊橋市にはことし2月末の時点で80の国と地域が出身のおよそ2万1000人が住んでいて、愛知県では名古屋市に次いで外国人の人口が多くなっています。
市ではこれまでポルトガル語とタガログ語、それに英語については個人宛の公的書類を翻訳して郵送したりSNSでの情報発信をしたりしていましたが、今月から新たにベトナム語とインドネシア語で情報を届ける取り組みを始めました。
市役所の多文化共生・国際課でベトナム人とインドネシア人のスタッフを新たに雇用していて、これによって市内に住むおよそ8割の外国人が使い慣れたことばで市の情報を入手できるようになるということです。
インドネシア語を担当するノフィアニナミロさんは「みんなに役に立つ情報が翻訳できるといいと思います」と話していました。
また豊橋市多文化共生・国際課の白藤謙一課長補佐は「ことばの壁で情報が届かないという方が一定数いるということでその改善につながってほしい」と話していました。