サッカー選手や高校生ら いじめ根絶を呼びかけ 三重 伊勢

三重県が定める今月の「いじめ防止強化月間」に合わせて、18日朝、伊勢市で、地元のサッカーチームFC.ISE−SHIMAの選手や高校生らがいじめの根絶を呼びかけました。

三重県は4月と11月を「いじめ防止強化月間」に定めています。
これに合わせて、18日朝、東海社会人リーグ1部、FC.ISE−SHIMAの選手や地元の工業高校の生徒らおよそ80人が、伊勢市の宇治山田駅前で啓発活動を行いました。
選手や生徒たちは、「社会総がかりでいじめの問題を克服しましょう!」などと書かれたポケットティッシュを、駅を利用する人たちに配るなどして、いじめの根絶を呼びかけていました。
三重県によりますと、令和4年度に公立の小中高校や特別支援学校で認知されたいじめの件数は、アンケート調査による早期発見を進めていることなどから、前の年より1112件増えて5380件と過去最多となったということです。
FC.ISE−SHIMAのキャプテン、杉山ビラル正将選手は「いじめはあってはならないし、それがなくなることでみんなが笑顔で毎日を楽しく過ごせると思います」と話していました。