名古屋 児童5人にわいせつ自撮り動画送らせた被告に有罪判決

8歳から11歳の児童5人に、同年代の女の子を装って連絡を取り、わいせつな「自撮り」動画を送らせたとして、強制わいせつなどの罪に問われた34歳の被告に対し、名古屋地方裁判所は「被害児童の未熟さにつけ込んだ卑劣な性的搾取で、悪質というほかない」などとして、懲役2年6か月の判決を言い渡しました。

横浜市の会社員、長谷川友希被告(34)は令和4年11月から令和5年4月までの間、8歳から11歳の児童5人に同年代の女の子を装ってLINEなどで連絡を取り、わいせつな「自撮り」動画を送らせたとして、強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反の罪に問われました。
4月15日の判決で名古屋地方裁判所の津島享子裁判官は「同年代の女児になりすまして警戒心を和らげ、ことば巧みに動画の撮影などを要求している。被害児童の未熟さにつけ込んだ卑劣な性的搾取で、悪質というほかない」と指摘しました。
その上で「児童への有害な影響や保護者の不安も大きく、5か月足らずで犯行を繰り返した点には常習性もうかがわれる。刑事責任は重いと言わざるを得ない」として懲役2年6か月の判決を言い渡しました。