岐阜 ユネスコ無形文化遺産「春の高山祭」で幻想的な夜祭

岐阜県高山市で開かれている「春の高山祭」で14日夜、ちょうちんを付けた屋台が街なかを進む、夜祭が行われ、観光客が幻想的な風景を楽しみました。

春の高山祭は江戸時代から続く伝統の祭りで、山・鉾・屋台行事のひとつとしてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
14日夜は春の高山祭として、新型コロナウイルスの5類移行後初めてとなる夜祭りが行われ、それぞれ100個ほどの数のちょうちんをつけた11台の屋台が行列をつくり、高山市内の街なかを進みました。
観光客は笛や太鼓の音色にあわせ、屋台がちょうちんの明かりをゆらしながらゆっくりと進む幻想的な風景を楽しんでいました。
東京から訪れている男性は「すごくきれいです。暗い中で光るちょうちんが最高です」と話していました。
また、オランダ人の女性は「日本の伝統的な文化はとてもすばらしいです」と話していました。
春の高山祭では15日までの2日間で18万人の人出が見込まれていますが、高山市によりますと天候にも恵まれ、人出は14日だけで11万3000人に及んだと見られるということです。