岐南町長選 後藤友紀氏初当選 女性首長は岐阜県内34年ぶり

前の町長の辞職に伴う岐阜県岐南町の町長選挙は14日投票が行われ、元岐南町議会議員の後藤友紀氏が初めての当選を果たしました。
岐阜県内の自治体で女性がトップを務めるのは34年ぶりです。

岐南町長選挙の結果です。
後藤友紀、無所属・新 当選 4652票。
朝倉修一、無所属・新 4053票。
後藤氏が、町の元総務部長で自民党が推薦した朝倉氏を破り初めての当選を果たしました。
投票率は42.73%で、前回と比べて2.1ポイント高くなりました。
後藤氏は47歳。歯科衛生士を経て8年前から岐南町議会議員を務めました。
選挙戦で後藤氏は、前の町長によるセクハラなどの問題を受け、女性の立場から町の信頼回復や再発防止を進めるほか、子育て環境の充実などを訴えて支持を広げました。
岐阜県内の自治体で女性がトップを務めるのは旧穂積村と旧穂積町で11期にわたって村長と町長を務めた松野友氏以来34年ぶりで3人目です。
後藤氏は「この県内で唯一の女性町長ということで、岐南町は変わることを選んだということだ。常に町民のみなさまとともに一緒に考えて皆で町を作っていきたい」と話しています。