斎宮歴史博物館 来館者200万人に 三重・明和町

伊勢神宮に仕えた皇族の女性、「斎王」に関する資料を収集・展示する三重県明和町の「斎宮歴史博物館」の来館者が12日で200万人に達し、記念のセレモニーが行われました。
200万人目の来館者となったのは、3人の友人と訪れた三重県四日市市の島田茂美さんで、記念のセレモニーでは川口晃館長から認定証が手渡されました。
そして十二ひとえに身を包んだ斎王役の女性から記念品として皮に似せた和紙の「擬革紙」でつくられた小銭入れなどが贈られました。
島田さんは、「以前に来た時に興味が湧いてもっと詳しく知りたいと思って来てみたら突然こんなことになって、びっくりしましたが、光栄です」と話していました。
明和町にある斎宮歴史博物館は飛鳥時代から南北朝時代にかけて伊勢神宮に仕えた皇族の女性、斎王に関する資料を収集・展示していて、ことし10月で平成元年の開館から35周年を迎えます。
川口館長は「コロナ禍で予想より2年ほど遅れたが、35周年という節目に200万人を達成できて感慨深い。認知度を上げてにぎわいを創出したい」と話していました。