第4管区海上保安本部 新本部長の澤井氏が抱負

第4管区海上保安本部の新しい本部長に岐阜県出身の澤井幸保氏が就任し、能登半島地震での海上保安庁の活動を踏まえて、「災害時の人命救助や海上からの被災地の支援など、期待される役割を果たしていきたい」と抱負を述べました。

澤井氏は岐阜県瑞浪市出身の55歳。2016年の伊勢志摩サミットの警備担当や、第3管区海上保安本部の次長などを歴任し、今月1日に第4管区海上保安本部の本部長に就任しました。
10日に開かれた就任会見で、澤井氏は「高校卒業までお世話になり、自分を育ててくれた地域に恩返しできる機会に恵まれ、大変光栄に思う」とあいさつしたうえで、「中部地方の活発な経済活動は、海上輸送に支えられている。海上交通の安全に全力で取り組みたい」と述べました。
また、能登半島地震で、海上保安庁が警察の部隊を被災地まで巡視船で運んだり、海上から給水支援を行ったりしたことを踏まえ、「南海トラフ地震はいつ起きるか分からず、大雨による災害も被害が甚大化している。地域の皆さんを守るため、関係機関や自治体と連携し、人命救助や海上からの被災地の支援など、期待される役割を果たしていきたい」と抱負を述べました。