「春の高山祭」を前に 警察官が「やさしい日本語」を学ぶ

岐阜県高山市で、「春の高山祭」が4月14日に開幕するのを前に、地元の警察官たちが外国人観光客の対応で使える「やさしい日本語」を学びました。

4月14日と15日に行われる「春の高山祭」は、新型コロナウイルスの影響で規制されていた、中国人の日本への団体旅行が解禁されて初めての開催になることなどから、外国人観光客が多く訪れることが見込まれています。
こうした外国人観光客と円滑なコミュニケーションを図るために、10日、高山警察署で「やさしい日本語」の研修が開かれ、警察官など40人が参加しました。
警察官たちは、講師役の警察官から、高山祭に訪れる外国人観光客は日本文化への関心も高いため、やさしい日本語なら通じる可能性があると説明を受けたうえで、「持参して」を「持ってきてください」や、「記入して」を「書いてください」などと言いかえを学んでいました。
講師を務めた岐阜県警察本部国際捜査課の原田彰洋係長は「警察官がやさしい日本語を使うことで素早く外国人観光客の悩みや相談に対応し、より祭りを楽しんでもらえるようにしたい」と話していました。