春の高山祭前にかみしもの着付け教室 岐阜・高山

岐阜県高山市で4月14日から始まる「春の高山祭」を前に、祭の中で役を務める人が身につける「かみしも」の着付け教室が開かれました。

高山祭では祭りの呼び物となっている豪華けんらんな屋台を守る「警固」という役につく人が江戸時代の礼服のかみしもを着る伝統があります。
今の時代、自分でかみしもを着られる人はほとんどいないため、高山市は祭りの前になるとかみしもの着付け教室を開いていて、5日はおよそ20人の市民が参加しました。
教室ではまず、講師がかみしもが格好よく見え着崩れないようにするポイントを説明しながら見本を見せ、参加者の中には手順を覚えられるようスマートフォンで撮影する人もいました。
この後、参加者たちは着る役と着せる役にわかれて着付けを体験し、初めての人たちも祭りの伝統を守ろうと苦戦しながら着付けをおぼえていきました。
講師の和仁智美さんは「昔は代々、家で着付けをして祭に送り出していました。高山は着物が似合う町なので、伝統を守りたいという思いで続けています」と話していました。
この着付け教室は、4月9日にも開かれます。