小林製薬の紅麹含む健康食品摂取 愛知県内の入院患者は3人に

愛知県は小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取し、県内の医療機関に入院している患者は4月1日の時点で3人になったと発表しました。

愛知県によりますと3日、小林製薬の本社がある大阪市から小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した1人が愛知県内の医療機関に入院していると連絡があったということです。
これで、県内の医療機関に入院しているのは4月1日の時点で3人となりました。
3人はいずれも60代の女性で、症状は主にけん怠感、食欲不振、口の渇きなどがあるということです。
県によりますと、現時点では健康食品との因果関係は分かっていないということです。
また、県内の保健所に寄せられた健康被害に関する相談は1日までに新たに6件あり、あわせて19件となりました。
相談は小林製薬の「紅麹」の成分を含む健康食品などを摂取したあとにけん怠感や発熱、頻繁に尿が出る、吐き気、おう吐などの症状があるという内容だということです。
県は現時点ではいずれも摂取との因果関係はわからないとしています。
大村知事は記者会見で「県として入院患者や県民からの健康被害に関する相談に、しっかり対応していきたい。サプリメントなどを使っていてちょっと気になることがあれば最寄りの病院か保健所に連絡してほしい」と呼びかけました。