愛知県 ファミリーシップ宣誓制度開始 犯罪被害の支援も対象

法的な婚姻関係を結んでいないカップルなどに対し、婚姻関係にある家族と同様の行政サービスを受けられるようにする、愛知県の「ファミリーシップ宣誓制度」が1日から始まります。
これにあわせて県は犯罪の被害者への支援金についても、制度の対象に加えました。

愛知県の「ファミリーシップ宣誓制度」は性別を問わず法的な婚姻関係を結んでいないすべてのカップルや生活をともにする子どもなどに対し、婚姻関係にある家族と同じような行政サービスを受けられるようにするもので、1日から導入されます。
制度を利用して家族だと宣誓を行えば、これまでは一緒に入居できなかった県営住宅に入居できるほか、県立病院での手術の同意も認められます。
このほか、県は犯罪被害者への支援金についても制度の対象とすることを決め、このほど関係する要綱を改めました。
これにより、宣誓を行えば法的な婚姻関係などがなくても親を失った際に子どもが支援金を受け取れるほか、遺族として見舞金を受け取ることもできます。
県は、制度を利用した人が市町村の行政サービスも受けることができるよう、県内の自治体に協力を呼びかけています。