有効求人倍率 岐阜は前月上回る 愛知は横ばい 三重は下回る

先月の有効求人倍率は、岐阜が前の月を上回った一方、愛知県は横ばい、三重県は前の月を下回りました。労働局は、雇用情勢は持ち直しの動きが継続しているとする一方、原材料価格の上昇が雇用に与える影響について引き続き注意する必要があるとしています。

労働局によりますと、仕事を求めている人、1人に対し何人の求人があるかを示す先月の有効求人倍率は、企業の求人数を働く場所ごとに集計した「就業地別」で、岐阜県が1.62倍と前の月を上回った一方、愛知県が1.27倍と横ばい、三重県が1.43倍と前の月を下回りました。
一方、全国平均は1.26倍で、3県ともこの水準を上回っています。
愛知労働局の阿部充局長は「企業からは人手不足といった声がハローワークに多く届いていて、雇用情勢は持ち直しの動きが広がりつつある状況が継続している」と述べました。
一方で、「愛知の建設業では新規求人数が14か月ぶりに上昇したものの、建設業全体でみると、まだ求人を控える動きもあり、引き続き、原材料価格の上昇が雇用に与える影響について注意する必要がある」と指摘しました。