配達員が勝手に開錠して配達 三重・四日市

三重県四日市市の住宅で、宅配便や郵便の配達員が施錠された郵便受けのダイヤル式のロックを回して勝手に扉を明け、荷物を入れていたことがわかりました。
会社側は配達先の人に謝罪し、不適切な行為だったと説明しています。
四日市市に住む男性によりますと、去年9月、一戸建ての自宅の玄関近くにある郵便受けのロックが解除されていることに家族が気づき、防犯カメラの映像を確認したところ、配達員が郵便受けの扉を開け荷物を入れる様子が写っていたということです。
ダイヤル式のロックは2つの数字を続けて合わせて開けるタイプで、映像には配達員がダイヤルを回している様子が写っていました。
また、過去の映像を確認したところ、このほかにも去年4月から9月にかけて合わせて4回、配達員が施錠された郵便受けを勝手に開けていたことが確認されたということです。
5回のうち、4回がヤマト運輸の委託業者の配達員、1回が郵便局の配達員でした。
このうち日本郵便は取材に対し、「『少しでも多く配達を完了させたい』という配達担当者の思いから、発生させてしまった」と説明していて、両社とも不適切だったとして男性に謝罪したということです。
ヤマト運輸は、「お客さまにはご迷惑とご心配をおかけしおわび申し上げます」とコメントしています。
また、日本郵便は、「お客さまに多大なご迷惑をおかけするともに、不快な思いをさせたことを重く受け止めております」とコメントしています。