受験生狙った痴漢あおる文章投稿の疑いで書類送検 愛知県警

大学入学共通テストの日に受験生を狙って痴漢をするようあおる文章をSNSに投稿し、警察の警告にも従わずに投稿を続けたとして、愛知県警察本部は男性1人を軽犯罪法違反の疑いで書類送検しました。愛知県警は、SNS上で犯罪をあおる投稿への取締りを強化する方針です。

ここ数年、受験シーズンになると受験生は痴漢にあっても被害を申告しづらいからと、痴漢をあおるような卑劣な投稿が相次いでいて、愛知県警察本部は、ことしの共通テストの前の時期に、受験生に注意を呼びかけるとともに、SNS上での悪質な書き込みについて9件の警告を行いました。
しかし、警告に従わず痴漢をあおるような投稿を繰り返したとして、警察は男性1人を軽犯罪法違反の業務妨害の疑いで25日に書類送検しました。
警察によりますと、事情聴取に対し、容疑を認めたうえで、「注目を浴びたかった。こんなことで警察がくると思わなかった」などと供述しているということです。
愛知県警は今後、SNS上での悪質な投稿の発見や警告、投稿の削除の確認を自動で行うシステムを導入し、取締りを強める方針です。