「あいち県民の日」の観光効果 県内や近隣県で愛知の利用者増

11月27日の「あいち県民の日」までの1週間の観光面での効果について愛知県が、県内や周辺4県の宿泊施設にアンケート調査を実施したところ2割ほどの施設が「愛知県民の利用者がふだんより増えた」と回答しました。
調査はインターネットで行われ、愛知県のほか、岐阜県、三重県、静岡県、長野県のあわせて277の宿泊施設と44の観光施設から回答を得ました。
それによりますと、多くの学校や幼稚園が休みの日にした11月24日と27日に、愛知県民の利用者数を尋ねたところ、宿泊施設の20.2パーセント、観光施設の47.7パーセントが、ふだんより利用者が多かったと回答しました。
また、愛知県以外の4県の施設に、それぞれの県でも同様の取り組みを行ってほしいか尋ねたところ、宿泊施設の68パーセント、観光施設の87パーセントが「そう思う」と回答しました。
このほか、調査では三重県の宿泊施設から「観光需要の平準化の取り組みは重要で、全国で取り組んでほしい」とか岐阜県の観光施設から「今後も継続して実施されると効果が上がってくると感じている」などといった声が寄せられたということです。
愛知県は「調査結果をふまえて、愛知発の“休み方改革”の取り組みを、近隣県や全国へ広げていきたい」としています。