「食品ロス」削減目指し家庭ごみを調査へ 愛知県

本来は食べられるものが廃棄される「食品ロス」を減らすため、愛知県は、来年度一般家庭から出されたごみに、どのくらい食品ロスが含まれているか調査することにしています。
食品ロスをめぐっては、国が、2030年度の時点で30年前から半減させる目標を掲げているほか、愛知県は、2026年度の時点で、7年前と比較して1割程度、削減することを目指しています。
こうした中、愛知県は、来年度、家庭から出されたごみを回収して食品ロスの実態を調査することにしています。
具体的には、県内の6つの市で、新興住宅地や集合住宅が多い地区、それに、農地など4種類の地点を選んだ上で、夏と冬の2回、それぞれおよそ100キロのごみを回収し手つかずのまま捨てられているものや食べ残しなどの量を調べるということです。
同様の調査は、5年前にも行われ、このときは、家庭ごみ全体の16点2%を食品ロスが占めこのうち賞味期限切れなどで手つかずのまま捨てられたものが6割程度にのぼりました。
愛知県は、今回の調査をふまえて、食品ロス削減のための効果的な啓発方法を検討することにしています。