愛知・東浦町 所有する巨大な岩塩を販売へ

愛知県東浦町は町が所有する備品のうち使わなくなった物をフリマアプリで販売することになり、かつて郷土資料館に展示していた巨大な「岩塩」も出品することにしています。
東浦町は来年度から町が所有する備品のうち古くなって使わなくなった、スピーカーやプロジェクター、それに机やソファーなどをフリマアプリで販売することにしています。
出品される中には2つの巨大な「岩塩」があり、1つは最も長い幅がおよそ1.4メートルで重さ3トン、もう1つも重さが2.5トンあります。
町によりますと、この地域では明治時代の終わりまで塩を生産していたことから、2つの岩塩は町の歴史を紹介するため郷土資料館に展示されていました。
その後、展示内容を変更したことから岩塩は現在、町の文化センターの倉庫で保管されていて、販売価格はまだ決まっていないものの、購入した際の運搬費用は買った人の負担になるということです。
東浦町文化財係の楠美代子係長は「岩塩の存在が大きかったので郷土資料館を『塩の資料館』と言う子どももいました。どのような使われ方になるかわかりませんが、新たに活用してほしい」と話していました。