捜査費用など盗んだか 巡査長を懲戒免職処分 愛知県警

愛知県警は、同僚が管理していた捜査費用などあわせて1万円余りを盗んだなどとして、瀬戸警察署の20代の巡査長について、8日付けで書類送検するとともに懲戒免職の処分としました。

懲戒免職の処分を受けたのは、瀬戸警察署の警備課に勤務する29歳の巡査長です。
愛知県警によりますと、巡査長は去年7月、警察署で同僚の署員2人が机の引き出しで管理していた捜査費用や上司から自分が受け取っていた捜査費用、あわせて1万円余りを盗んだり横領したりした疑いがもたれていて、県警はこの巡査長を書類送検するとともに8日付けで懲戒免職の処分としました。
同僚の署員が費用の精算をしようとしたところ、一部が無くなっていることに気づいて不正が発覚したということです。
捜査費用は競輪や競馬などのギャンブル、それに交通費や飲食代に私的に使用し、ギャンブルは勤務中にもスマートフォンを使って行っていたということです。
愛知県警察本部の川口孝首席監察官は「犯罪を取り締まるべき警察官としてあるまじき行為であり、県民の皆様に対して深くおわび申し上げます。再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。