技能五輪 知事が運営組織幹部に開催意義など説明 愛知県

愛知県が4年後の招致を表明している技能五輪の国際大会について、大村知事が、県内を視察している運営組織の幹部と面会し、開催意義などを説明しました。

技能五輪の国際大会は、2年に1回、世界から若手技術者が集まって建築や機械加工などの技を競い合うもので、愛知県は、4年後の2028年に常滑市の愛知県国際展示場を競技会場として大会を招致することを表明しています。
大会の招致に向け、大村知事は5日、視察などのために愛知県内を訪れている運営組織のクリス・ハンフリーズ会長と名古屋市内で面会しました。
この中で、大村知事は「愛知は多くの技能者たちに支えられた世界有数の産業集積地で、国内大会を4回開催した実績がある。インパクトを与える大会にすることをお約束する」などと愛知県で開催する意義を説明しました。
これに対して、ハンフリーズ会長は「愛知県が競技を効率的に行える場所だと、ほかのメンバーに自信を持って伝えられる」などと応じました。
愛知県では、今後、運営組織側から正式に立候補を認められるのを待って、開催計画などの提案書を提出することにしています。
4年後の大会の開催地は9月に決まる予定で、65以上の国と地域が参加し、30万人以上の来場が想定されています。