愛知県 コロナ「後遺症」の実態調査へ

新型コロナウイルスに感染したあとにけん怠感などの症状が続く「後遺症」について、愛知県は、令和6年度に実態調査を行うことを決めました。
新型コロナの後遺症は、WHO=世界保健機関によって、けん怠感などが少なくとも2か月以上続き、ほかの病気による症状として説明がつかないものなどと定義されていますが、詳しい原因や患者数はわかっていません。
新型コロナに関する愛知県の電話相談窓口には、去年までの2年間で、後遺症とみられる症状の相談が5300件余りにのぼっていることから、県は、令和6年度、後遺症の実態調査を行うことを決めました。
具体的には、新型コロナの情報発信をしている県の「LINE」アカウントの登録者21万人余りに対し、▼具体的な症状や、▼症状が続いた期間などについてアンケートを行うということです。
また、発熱外来や後遺症の診療を行っている県内のおよそ2500の医療機関を通じて、▼訴えの多い症状や▼これまでに診療した後遺症の患者数などを調べるとしています。
県は、調査結果を踏まえて、支援策などを検討したいとしています。