スギ薬局グループで一時システム障害 「うるう日」が原因か

愛知県に本社があるスギ薬局グループの全国の店舗で、「うるう日」が原因とみられるシステム障害が発生し、一時、処方箋の登録や会計ができなくなりました。
会社によりますと、システムは午後1時ごろまでに復旧したということです。
スギ薬局グループによりますと、29日朝、全国の店舗から「処方箋のシステムが使えない」という問い合わせを受け、システム障害の発生が確認されました。
愛知県のほか関東や関西など、全国におよそ1300ある、調剤ができる店舗で、処方箋を登録したり会計をしたりするパソコンのシステムが一時、使えない状態になったということです。
各店舗の薬剤師が緊急性があるものについては、薬を出した上で後日、会計してもらうよう対応したということで、会社によりますと、原因調査を行ったうえ、システムの改修プログラムを各店舗に送り、システムは午後1時ごろまでに復旧したということです。
今回、障害が起きたシステムは3年ほど前に導入したもので、会社では29日が4年に1度の「うるう日」にあたることが原因とみられると説明しています。

三重県四日市市のスギ薬局の店舗で高血圧の治療のための薬を受け取ろうとした30代の男性は、「アプリを使って処方箋を送ったところすぐにスギ薬局の店舗から電話がかかってきて『きょうはシステムトラブルで薬を出せない。あす以降になる』と言われびっくりしました。インターネットで同じ状況の人がほかにもいることがわかり、うるう年だと納得しました」と話していました。