給食のどに詰まらせ死亡の事故受け愛知県教委が各学校に通知

福岡県で小学1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせて死亡した事故を受け愛知県教育委員会は28日、県内の学校に対して安全に配慮した食事指導の徹底などを求める通知を出しました。

26日、福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせて亡くなり、市の教育委員会は「みそおでん」に入っていたうずらの卵による窒息とみられるとしています。
この事故を受けて出された文部科学省からの通知を踏まえ愛知県教育委員会は28日、県内の市町村の小・中学校や特別支援学校などに対して給食の時間に安全に配慮した食事指導を徹底することや窒息の対処法を確認するよう通知を出しました。
通知では水分が少ない食べ物や思いがけず飲み込んでしまう可能性のある丸い形状の食べ物はのどに詰まらせる危険性が高く、十分な注意が必要だとしています。
その上で食べやすい大きさにして早食いはせずによく噛んで食べることなどを指導し、給食の際は担任などが児童や生徒の様子を注意深く観察することなど対応の徹底を求めています。
また、窒息事故が起きた際はすぐにほかの教職員を呼んで119番通報を頼み、救急隊が到着するまでは背中の真ん中を平手で何度もたたいたり、後ろから両腕を回しみぞおちの下で片方の手を握り拳にして、腹部を上の方へ圧迫したりして詰まったものの除去を試みるよう求めています。