トヨタ国内販売13か月ぶり前年同月下回る ダイハツ不正影響

トヨタ自動車の1月の国内の販売台数は11万台あまりと、13か月ぶりに前の年の同じ月を下回りました。
認証取得の不正問題で完全子会社のダイハツが手がけるトヨタブランドの車の生産が止まったことが要因です。

トヨタが発表した1月の実績によりますと世界全体の販売台数は78万4527台と前の年の同じ月と比べて10.5%増加し、1月としては過去最高となりました。
一方、このうち国内での販売台数は11万2425台と前の年の同じ月と比べて13.7%減少しました。
前の年の同じ月を下回るのは13か月ぶりです。
これは国の認証取得の不正問題で完全子会社の「ダイハツ工業」が1月、国内すべての工場の稼働を停止し、トヨタブランドの車の生産が止まったことが要因だということです。
トヨタは「北米ではハイブリッド車を中心に販売が好調だが、日本国内は去年の生産が高水準だった反動に加えて、ダイハツの生産停止が販売台数に影響した」と話しています。