岐阜大 ネコ科繁殖の研究費をクラウドファンディングで

ツシマヤマネコなど絶滅が危惧されているネコ科の動物の繁殖に向けた研究のために岐阜大学の研究室が必要な資金を募るクラウドファンディングを2月末まで行っています。

岐阜大学応用生物学部の楠田哲士教授の研究室は全国の動物園と連携し、ツシマヤマネコやスマトラトラ、チーターなど絶滅が危惧されるネコ科動物の繁殖に向けた研究を進めています。
現在は排卵や妊娠などを推定するために血液中の性ホルモンの濃度を測定する方法に比べて動物への負担が少ないと注目されている、フンに含まれる性ホルモンを分析する方法の精度を高めていく研究に取り組んでいますが、専用の機器や試薬などが高額な上、検体を保管する冷凍庫の電気代も高騰していることから去年11月からクラウドファンディングで研究費を募ってきました。
これまでに目標を上回る970万円が集まっていますが研究を安定して継続するために2月27日まで「READYFOR」のサイトで寄付を受け付けるということです。
研究室の修士1年生の井戸優海さんは「多くの人にこの活動を知ってもらい少しでも寄付してもらるとうれしい」と話していました。
URL https://readyfor.jp/projects/zooreplab−neko