軍事侵攻2年 ウクライナと結んで平和願うコンサート 名古屋

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから2年となった24日、名古屋市では、戦争の早期の終結と平和を願うコンサートが開かれました。
このコンサートは、およそ12年間、ウクライナで日本語を教えるなどしていて、ロシアによる軍事侵攻のため日本に帰国したものの、現地への支援を続けている愛知県安城市の葛西孝久さん(73)が企画したものです。
会場となった名古屋・栄のテレビ塔の広場では大型スクリーンにオンラインで結ばれたウクライナの首都キーウの会場が映し出されました。
名古屋市の会場では、日本の大学生や東海地方に避難しているウクライナの人などが、英語やウクライナ語、それに日本語を交えながらウクライナ民謡を元に作られたクリスマスを祝う歌や、日本の民謡「ふるさと」などを合唱しました。
それに対して、キーウの会場に集まった人たちからは、大きな拍手とともに「すばらしい合唱と応援をありがとう」などと感謝のことばが返されていました。
ウクライナから安城市に避難しているリディア・ザイエッツさんは、「ウクライナの歌を合唱できて嬉しいです。ウクライナはなくならないということを世界中に届けたいです」と話していました。
コンサートを企画した葛西さんは、「ウクライナの現状を、これからも多くの人に知ってもらう努力を続けていきたい」と話していました。