外国人親子に小学校の“プレスクール” 岐阜 大垣

この春小学校に入学する外国人の子どもと保護者に、日本語や学校制度のことを知ってもらう「プレスクール」が岐阜県大垣市で開かれました。

外国人を対象にした大垣市のプレスクールは、2012年から始まっていてことし4月の入学予定者向けには2023年9月以降、保育園などを巡回したり、1か月に一度、親子を集めたりして開催されています。
24日、市内の幼稚園で開かれたプレスクールにはブラジルやインドネシア、中国などにルーツのある親子およそ20組が参加し、子どもたちは早寝早起きや朝食を取るなどの生活習慣の大切さについて指導を受けたほか、保護者は、小学校から高校卒業までの費用がおよそ500万円かかることなどについて説明を受けました。
そのうえでプレスクールの課程がすべて終わったとして修了証が子どもたちに手渡されました。
日本語などの指導を務めてきた坪井牧子さんは「これからも新しいことをたくさん覚え分からないことは先生や友達に聞いてください。ひらがなが読めると楽しい。勉強がわかるとおもしろい。小学1年生になっても続けてください。応援しています」とはなむけのことばを送りました。
保護者のうち、インドネシア出身の30代の女性は「子どもには日本語がちゃんとできるようになって、小学校でいっぱい友達をつくってほしい」と話していました。