投資詐欺事件 元副社長は複数の国を転々としていたか

投資詐欺事件 元副社長は複数の国を転々としていたか

海外向けの果物などの販売事業をめぐる投資詐欺事件で、愛知県警が実質的経営者とみていた観光農園運営会社の元副社長がインドネシアで身柄を拘束され、現地の警察などは、元副社長が複数の国を転々としていたとみて調べていることを明らかにしました。

岡山県の「西山ファーム」の元副社長、山崎裕輔容疑者(43)は、日本で海外向けの果物などの販売事業をめぐる投資詐欺事件に関わったとして国際手配され、先月、インドネシアで現地の当局に身柄を拘束されました。
インドネシアの警察などは22日、元副社長を立ち会わせたうえで記者会見を行い、元副社長が4年前に日本を出国したあと、香港やタイ、トルコ、そしてインドネシアなど6つの国と地域を転々としていたとみて調べていることを明らかにしました。
事件ではすでに元幹部や勧誘役が出資法違反の罪で有罪判決を言い渡され、愛知県警は、元副社長が事件で中心的な役割を果たしたとみて捜査していました。